夜風を心地よいと感じるのは若い証拠である・・・ という話を始めて聞いたときは「ふーん」と思っただけだった。私にとっては風は心地よいものでしかなかった。
風をつらく感じるのは、徹夜明けで寝ていないとか、体調がすぐれない時くらいで、 特別に自分が弱っていない限りは、いつも風は心地よかった。
夜風を心地よいと感じるのは若い証拠である・・・ という話を始めて聞いたときは「ふーん」と思っただけだった。私にとっては風は心地よいものでしかなかった。
風をつらく感じるのは、徹夜明けで寝ていないとか、体調がすぐれない時くらいで、 特別に自分が弱っていない限りは、いつも風は心地よかった。
ひそかに思っていることがある。五兪穴の運用法は「鍼師が自らを治療する中」で磨き上げられていったものではなかろうか、ということである。
五兪穴は「井・滎・兪・経・合」の五穴。すべて肘より先、膝より先にある経穴で、臨床上とても重要な「ツボ」となる。流派や理論の違いはあってもこの五兪穴の役割は等しく大きい。
五兪穴、原穴、郄穴、絡穴、募穴、背部兪穴とある要穴の中でも、「五兪穴」にはひとつの家族のようなまとまりを感じる。「原穴、郄穴、絡穴」にはその親戚くらいの距離感を感じるし、「募穴、背部兪穴」などはまったく別の一族という感じがする。要穴とひとくくりには出来ないそれぞれの「生い立ち」がある。
「全身調整」と聞くと何を想像するか?
まず思い浮かぶのは「骨格調整」や「姿勢・バランスの調整」といった、
形のはっきり見えるもの。
次に浮かぶのは「自立神経調整」や「血のめぐりの調整」といった、
直接は見えないけれども、形のわかるもの。
では、経絡治療でいうところの「全身調整」とはどのようなものか?
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首藤傳明先生は「超旋刺」の浅い鍼でもって、1日に10回以上もご自身の治療をされるそうです。
その話を始めて聞いたのは鍼灸学生時代で、その時は「ふーん」という感想だけでした。
当時は「経絡治療」にも「病証学」にも出会っていませんでしたので、
その程度の受け止め方しか出来なかったのです。
「知らない」という事や「気づかない」という事は、まことにもったいないものですね。
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記事を引っ越しする中で書き切れていないなと気づきましたので
「大阪の街が嫌いでした」の記事に補筆します。
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ここ数日、日差しは夏で風は冬という気候です。
身体はそろそろ夏の準備に入っているのに外からは冬の風がふきつける、
という悩ましい状態です。
その人を形づくるものとして大きい要素は「衣食住」です。
食べるもの、生活する空間、身にまとうもの、
それらが人に与える影響はとても大きいものです。
昨日の記事にもう少し言葉を補ってみたいと思います。
人は古い建物や街並みに対して何を感じているのか?
現代には見られなくなったデザインが新鮮に見えたり、
昔の人の仕事の丁寧さに感動したり、といったことはあると思うけれど、
何よりも肌で感じているのは「時間」なのだと思います。