打鍼で息苦しさのとれた話2

息苦しかったのは、お腹や胸の辺りが硬くなっていたせいだ。思い悩み、一点に全てが集中し、凝り固まり(それが高じれば、きっと身体にも塊ができるのだろうが)とにかく、硬くなっていた。
打鍼の振動は、固まったものを揺らして流して柔らかにした。

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<「手で打鍼」を試す時の注意>

1、肋骨下端にあてるのは指の腹だけ
鍼の代わりに指先を使うのだから接触面積は少なく。手のひらをべったり当てると振動が分散し響きがない。人差し指と中指の二指くらいが適当。叩きやすい。

2、叩く場所は肋骨に響くところ
肋骨には指の腹があたっているので叩く場所は爪の辺りになる。

3、叩きながら指をすべらせて、肋骨の上を移動させる
中心から外へ移動するか、外から中心か、左から右か、右から左か、等々・・同じ動きでも、その方向によって受ける感じが変わる。その事を確かめながら、気持ちいい方向を探ってみる。

4、みぞおちを叩かない
「うえっ」となる事もあるので注意。(それはそれで調子が悪い証拠です)

もちろん、打鍼でなくともよいわけで・・刺す鍼、刺さない鍼、箱灸、棒灸、知熱灸、マッサージ、ストレッチ、こんにゃくシップ、しょうがシップ、等々・・温めたり柔らかにする手法は様々。とにもかくにも、お腹が硬いのはよくありません。お腹は、温かく柔らかく。

お腹を柔らかくするのには、呼吸も大事。横隔膜を意識するくらいのしっかりと深い呼吸が大事。お腹の中を外からではなく「内側からマッサージ」してあげるのが「呼吸」でもあります。(いいこと言った)

息苦しいのにも、生き苦しいのにも、呼吸が大事。まずは、おもいっきりの深呼吸を!