かぜの治療

先日、かぜの治療をさせて頂くことがありました。
「鍼灸でかぜの治療?」 「はい、かぜも適応症なんですよ。」

こじれてしまったかぜは難しいですが、
かぜの引き始めなどには鍼灸治療はよいと思います。
鼻水、のどの痛み、腹痛、といったような症状が改善されます。

もちろん、鍼灸治療だけでいいという話ではなく 養生が何よりも大切ですよ!
休養がとれない場合は、何をしたって、なかなか治りません。

お薬というものは「飲む派」と「飲まない派」にくっきり分かれますね。

鍼灸学校時代、クラスメートには「飲まない派」が多く、
「かぜをひいたかも?!」という時は、
休み時間などにお灸をし合ったりしていました。

昭和初期なら「かぜをひいたら鍼灸」という認識はあったようですが、
この平成の世では「かぜをひいたから」という理由で鍼灸院に行く人はいないのでしょうね。

何か他の治療をしているついでに「実はちょっとかぜ気味で・・・」となり、
「じゃあ、かぜの治療もしておきましょうね」となる感じでしょうか。