成り立ちを学ぶ(古典研究)

鍼灸医学古典の文献研究をしている話をすると、
「それは臨床に役立つものか?」と聞かれる。

その質問は(How To)を求めるものだ。

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(How To)が書かれていることもあるが、
それだけを求めて研究しているわけではない。

鍼灸の成り立ち、そのルーツを知りたいという、
素朴な思いがあるだけだ。

鍼灸は、その歴史が長い。
その流れを「知らない」で済ましてよいものか。

「歴史の欠如」は恐ろしい事だと思う。

どこからきてどこへいくかもわからずに、
ぷかぷか浮かぶ根無し草になるのは嫌だ。